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水無月2017.05.15 Monday
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JUGEMテーマ:グルメ
水無月の季節になりました♪
水無月とは、京都独特の和菓子で、
簡単に言いますと、ういろう生地の上に甘納豆がのっている和菓子の事です。
私が修行時代、水無月を東京の池袋の百貨店で販売したところ、
京都以外に馴染みがないみたいで、
全く売れなかった苦い経験を思い出します((+_+))。
しかしながら、京都では、6月30日に水無月を食べる日までありまして、
夏の疫病、水の災厄を除くために「水無月の祓い」「夏越の祓い」といった行事が
おこなわれます。
5月の5日の柏餅のごとく京都の半数以上の方がお召し上がりになるのです。
この下の画像は水無月の生地を流し上に北海大納言の甘納豆をまんべんなくひきしめ、
上から寒天で、固めた状態です。
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水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があります。
ところで、水無月は
文字通り、梅雨が明けて水が涸れてなくなる月であると解釈されることが多いようですが、
逆に田植が終わって田んぼに水を張る必要のある月
「水張月(みづはりづき)」「水月(みなづき)」であるとする説もあるんです、
他に、田植という大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説、
水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説、
などがあるみたいです。
漢字では水の無い月と書きますが、決して水が無い月では、ないんですね(^−^)
これは、包丁で、水無月を三角に切っていく作業です。
水無月の三角形は暑気を払う氷室の氷を表します。
6月朔日に氷室の氷を口にすると夏痩せしないと言われていました。
氷の節句、または氷の朔日といわれ、
室町時代には幕府や宮中で年中行事とされていたそうです。
食べ方なのですが
あまり冷やし過ぎると生地が締まりますので、
お食べになる前に少し冷やして食べていただくと
ひんやりとした食感を楽しんでいただけます。
今年の初夏は京都の和菓子≪水無月≫を是非、ご賞味くださいませ。;;☆。∵。☆。∵。☆。∵。☆。∵。☆。∵。☆。∵。☆
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