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宇治抹茶水無月2016.05.15 Sunday
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GWが過ぎたとたん、京都の気候はポカポカ陽気を通り越し、蒸し暑くなってきました。
さすがにクーラーはまだ早いと思っておりましたが・・・・・
先日、百貨店に行くとクーラーがガンガンにきいておりました。そんな百貨店の和菓子売り場に行きますと、所々、水無月の看板が目に入ります。
水無月とは、京都独特の和菓子で
簡単に言いますと、ういろう生地の上に甘納豆がのっている和菓子の事です。
京都では、6月30日に水無月を食べる日までありまして、
夏の疫病、水の災厄を除くために「水無月の祓い」「夏越の祓い」といった行事が
おこなわれます。
5月の5日の柏餅のごとく京都の大半の方がお召し上がりになるのです。
本日はそんな水無月のお抹茶味のご紹介です。
京都の宇治のお抹茶は香り豊かなお抹茶として全国的にも有名です
お抹茶の香りと風味が食欲を増します♪
宇治金時が人気なのは、お抹茶とあずきが絶妙なバランスでよく合うからなんですよ!
《まずは簡単に製造工程から》
こちらは、水無月のういろうの生地粉に宇治のお抹茶をたっぷり入れた後に上白糖をよ~~く混ぜ合わせているところです。
↓ ↓ ↓
次に、先ほどのよ〜く混ぜ合わせた生地に美味しいお水[ミネラル水]を入れて攪拌している所です。
↓ ↓ ↓
よ〜く攪拌した後に枠に流し込み10分程蒸します。
次にアズキ(甘納豆)を敷き詰めます。
水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があります。
最後に包丁で、水無月を三角に切って出来上がりです♪
水無月の三角形は暑気を払う氷室の氷を表します。
6月朔日に氷室の氷を口にすると夏痩せしないと言われていました。
氷の節句、または氷の朔日といわれ、
室町時代には幕府や宮中で年中行事とされていたそうです。
ところで、水無月は文字通り、梅雨が明けて水が涸れてなくなる月であると
解釈されることが多いようですが、逆に田植が終わって田んぼに水を張る必要のある月
「水張月(みづはりづき)」「水月(みなづき)」であるとする説もあるんです、
他に、田植という大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説
水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説、
などがあるみたいです。
漢字では水の無い月と書きますが、決して水が無い月では、ないんです。
これから、京都のほとんどの和菓子屋さんで、販売されることでしょう。
6月30日は、水無月を食べる日ですよ〜〜〜
食べ方なのですが
あまり冷やし過ぎると生地が締まりますので、
お食べになる前に少し冷やして食べていただくと
ひんやりとした食感を楽しんでいただけます。
今年の初夏は京都の和菓子≪水無月≫を是非、ご賞味くださいませ。
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